脳神経外科

「脳神経外科」は頭の総合診療科です。

脳神経外科とは、平たくいえば「頭を手術する科」のことです。頭の外側のケガ(頭部外傷)から頭の内側の病気(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血・脳腫瘍)などを外科的診療でアプローチする診療科です。 ただし、頭部外傷や脳出血など緊急を要する症状などは別として「なんでも手術で解決!」する訳ではありません。 例えば、前述した脳梗塞など「頭の内側の病気」は自覚症状が現れにくく、気づいた時には重篤化していることがよく見受けられます。これを防ぐためにはCTやMRIを活用した精密検査が効果的です。頭の検査をしてもらえる施設は数多くありますので、病巣の早期発見のため定期的に受診することが大切です。 では、そういった検査施設と当院のような「脳外科医」の検査の違いはなんでしょうか? それは各症状にあわせた診療のフットワークの軽さです。例えば通常の検査施設での検査の場合、次のようなことがよく見られます。

頭痛が1週間ほど続いており検査施設でMRI検査実施。 検査の結果、異常が見られたため最寄りの総合病院の脳神経外科を受診するよう指示されました。

つまり通常の検査施設での検査の場合、その場で「どんな症状?」かはある程度把握できても、「どんな治療法があるの?」が把握・対応できるケースはあまりないということです。 脳外科医は、頭部外傷から脳卒中・脳腫瘍など様々な臨床を経験しているいわば「頭のケガ・病気のスペシャリスト」です。 「緊急を要し手術が必要か?」「術後の合併症は? どのような合併症が考えられるか?」、はたまた「投薬治療のみで完治が見込めるか?」「治療期間は?」など検査時にその場で治療法を説明することができることは、我々脳外科医のストロングポイントだと考えています。 当院は、CTやMRIなど頭の精密検査に必要な機器を完備しており、脳の健康診断「脳ドック」メニューもご用意しております。 いつもの体の健康診断と同じく、頭の健康を保つには定期的な脳ドック受診がなによりも効果的です。是非ご活用ください。

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